THIS IS IT
マイケルの遺作となってしまったTHIS IS IT をたったいまみてきました。最近のリハーサル時の映像を中心に構成された映画なのですが、50歳になっても才能がキラキラ輝いていて、どこまでも前向きで、誰に対しても謙虚なマイケルが、この直後に亡くなってしまったなんてほんとうに信じられません。
マイケルの遺作となってしまったTHIS IS IT をたったいまみてきました。最近のリハーサル時の映像を中心に構成された映画なのですが、50歳になっても才能がキラキラ輝いていて、どこまでも前向きで、誰に対しても謙虚なマイケルが、この直後に亡くなってしまったなんてほんとうに信じられません。
今夜はテレビ朝日で『点と線』をみました。始まってすぐに、なんだか以前に見たことがあるぞと気がつきましたが、2年前に2回に分けて放映されたドラマの再編集版だったんですね。でも、たけしの名演と昭和の匂いに引き込まれて、最後までみてしまいました。
松本清張の生誕100年に合わせた企画のようですね。僕は清張の『昭和史発掘』のようなノンフィクションはいくつか読んでいるんですが、生来のSF志向のせいか、推理小説の方にはあまり深入りしませんでした。それでも『点と線』は中学生のときに読んで感心した覚えがあります。時刻表ミステリーの元祖ですね。
今年で生誕100年の作家というと、中島敦、太宰治、大岡昇平もそうですね。活躍している期間がずいぶん違っていて、とても同年生まれとは思えません。
公開の始まった『ヴィヨンの妻』には奥さんも興味があるらしく、珍しく(?)いっしょに映画館まで見に行きたいと言っています。
橋本のMOVIXで次男が『20世紀少年』を見ているあいだに、同じ時間帯で上映している『男と女の不都合な真実』(原題はTHE UGLY TRUTH)というアメリカ映画を見ることにしました。ラブコメらしいけどR15というのがちょっと気になります。
あと五分で上映開始。

終わった...。先が簡単に読めてしまうし、わざわざ劇場に足を運んでみるほどの作品ではないかもしれないけれども、まあ楽しい映画でした。連休の真ん中なのに、お客さんが少ないのは気になりますね。
R15指定である理由は、たぶん際どい台詞が多いからなんでしょう。高校生ならOKということか。
さて、次男は友だちの正体を知った頃かな。
日テレの金曜ロードショーで『20世紀少年 第1章』をやっていて、めずらしく家族そろって見てしまいました。すると次男が特に興味を示したようで、今日はTSUTAYAから第2章のDVDを借りて連夜の20世紀少年鑑賞となりました。
原作の漫画は読んでいないので、〈友だち〉がだれなのか、来週に公開される最終章を見るまではわかりませんね。知っている人はお願いだから教えないでくださいね。(^^)
主人公のケンヂやユキジやオッチョたちは、1959年生まれで新宿区立第三中学校(目黒区には三中はあるけれど、新宿区にはないよね)出身ということですから、やりみずの1年上ですが、生活圏が何だか非常に近い。(もしかしたら誰かと高校でいっしょになったかも?)原っぱと秘密基地、万博の太陽の塔、ランニングシャツと半ズボン、少年サンデーと平凡パンチ、カセットテープとLPレコード....昭和の香り、いや、より限定すれば1970年当時のアイテム満載の映画です。
でも映画全体の基調では、昭和へのノスタルジーよりも、終末カルト教団の恐怖の方がまさっていますね。〈オウム世代〉って言われたら気分が悪くなりますが、過激派のセクトよりも宗教カルトの方が影響力をもったやりみずの世代に、それなりの気持ち悪〜いリアリティーを感じさせる作品になっていると思います。
レンタルが始まったばかりの「マンマ・ミーア!」を借りてきました。
ほんとに楽しい映画ですね。音楽はすべてABBAのなつかしい曲ばかり。「ダンシング・クイーン」が流れ始めると、となりで見ていた奥さんはこらえきれずに踊りはじめました。(^^)
今年で還暦を迎えた元気なメリル・ストリープには驚かされましたが、その娘役を演じるアマンダ・セイフリードがキュートです。何より歌がとってもうまいのに感心しました。それから、ジェームズ・ボンド(も演じたピアース・ブロスナン)も出てきて、歌い始めましたね。
ギリシアのどこの島なのかわかりませんが、エーゲ海の太陽と海もすてきです。
日本では去年公開されたけど、どういうわけか見に行けなかった。全編ビートルズのミュージカルときいていたので、たぶんこれかな、と思ってチケットを買ったのが『P.S.アイラブユー』絵文字で、これはこれでまあ悪くはなかったんだけど、完全にカン違いでした。
で、今夜、やっとDVDでみました。ああ、なんで劇場で見なかったんだろうと、後悔しても後の祭り。すばらしい映画です。映画と楽曲があまりにも見事にシンクロしてます。俳優たちもなんて歌が上手いこと。
造船不況に沈む英国リヴァプールで、失業した青年ジュードが父を探しにアメリカのプリンストン大学へ旅立つところから物語は始まります。父との生まれて初めての出会いはほろ苦い結果に終わるのですが、そこで親しくなった学生マックスとその妹ルーシーとの出会いが、ジュードの人生を変えていきます。大学を中退したマックスとジュードはニューヨークで暮らし始めるのですが、彼らの周囲にはジャニス・ジョブリンやジミ・ヘンドリックスみたいな天才アーティストが次々と現れ、やがてニューヨークのカレッジに入学したルーシーはベトナム反戦運動にのめり込んでいきます。こうした物語の進行にビートルズの30曲あまりの歌が巧みに連結されて、ポップでサイケな1960年代が目の前で生き生きと甦ってくるわけです。団塊世代にとってはたまらない映画かもしれません。
でも、ビートルズの音楽そのものについては、団塊世代よりも中学生のころにLPを聴きまくったやりみずの世代の方がずっと深いところまで聴き込んでいるはずだという自負があります。そうですよね、皆さん?(^_-)
ですから、ジュードとルーシーですからどの時点でその歌とあの歌が出てくるんだろうと考えたり、このストライキの場面では「レヴォリューション」だろうな、ほらやっぱりね(^^)とほくそえんだり、屋上ライヴだからここは「ゲットバック」でしょう、あれれ「愛こそはすべて」ですか(>_<)とハズされたり、といった楽しみ方もできます。あるいは、字幕の歌詞の翻訳になるほどそういう解釈もいけるのか(^^;)、と感心したりすることもありますね。
とにもかくにも、ビートルズに一度は夢中だった人には外せない映画です。
公式ホームページはここです。
http://across-the-universe.jp/
DVDで借りっぱなしになっていた「モンテーニュ通りのカフェ」をみる。2006年フランス映画。監督はダニエル・トンプソン。原題はFauteuils d'orchestreで、日本で初公開された時には直訳して「オーケストラ・シート」だったそうです。パリ8区の劇場前のカフェに集まる人々の群像劇。こんなに楽しいフランス映画は『アメリ』以来です。主役のジェシカを演じたセシール、「オリーブ」から抜け出た女の子みたいです。ほんとうにキュートですね。
以前から原作の「朗読者」を読みたいと思っているうちに、その機会がないまま映画の方を先にみてしまいました。主演のケイト・ウィンスレットはよかったけれど、15歳の少年役がいま一つかなと最初は思いました。
映画の前半は15歳の少年マイケルと21歳年上の女ハンナとの情事がけっこう濃く描かれます。この映画がPG-12に指定された所以ですね。「次男とおんなじ年でケイトとあんなコトするなんて!」とひとたびは逆上するやりみずでしたが、ラディゲ『肉体の悪魔』の主人公も15歳、ヴィスコンティ『ベニスに死す』のビョルン・アンデレセンも15歳、次男とは少年のできが違うんだとむりやり納得するやりみずです。
それはさておき、その後も逢瀬を重ねる二人でしたが、ある日突然ハンナはマイケルの前から姿を消してしまい、物語は大きく暗転します。
映画の後半は、それから八年後、裁判所で二人が再会するところから始まります。裁かれているのは、ナチス執権下のユダヤ人虐殺に加担したとされるハンナ。運命のいたずらにショックを受けながらも、法学生になっていたマイケルは、被告人ハンナにとってきわめて有利に働くに違いない「ある事実」に気づきました。それは、ハンナが読み書きができないということ、そしてそのことが露見することを死ぬほど恥ずかしいと思っていることでした。(僕は初め『1Q84』のふかえりと同じようにディスレクシアなのかと思った)
マイケルは、その後いかに行動したのか? または、しなかったのか? どれだけ責任を引き受けたのか? また裏切ったのか? それは映画をみて確かめてね(^_-)
ナチズムとそれがもたらした結果への責任は、現在のドイツ人にとっても、避けたくても避けられない問題であり続けているのですね。それがはっきりと感得される映画でした。
今日はやりみず映画の日。夕方いつものシネコンに着いたら、あと10分で「真夏のオリオン」が始まるというのでちょっとホッとした。その可能性も覚悟していた「ターミネーター4」は、最近くたびれている草食系やりみずにはちょっときついものなので。(んならパスすればいいだけなんですが...)
それでも「真夏のオリオン」は戦争映画。しんどいところもあるんだろうなと思ったが、さすが潜水艦ものにハズレなし。ラストの場面では不覚にも落涙してしまいました。主演の玉木宏もカッコよかった。「俺たちは死ぬために戦ってるんじゃない。生きるために戦っているんだ。」
設定にかなり無理があるんじゃないか、あんな優しい艦長がほんとにいたのかな、などと思って公式サイトを眺めたら、その他いろいろな素朴な疑問にもていねいに答えてくれているのにちょっと驚きました。
本当はドラマ「ハゲタカ」のDVDをレンタルしようとTSUTAYAに出向いたのですが、みごとに全巻貸し出し中でした。それで、趣向はまったく違うのですが、先日友人のマキコさんが紹介してくれた「ジェイン・オースティンの読書会」を借りることにしました。オースティンはまったく読んだことがなくて、オースティンってアイダホかテキサスの州都だったけなどと思いながら、きっとこれもマキコさんがとりもつ何かの縁に違いないと自らに言い聞かせつつ、ゆっくり鑑賞いたしました。
本当は大好きなクラークとかル・グインとかディックとかのSF読書会だったら、得意になって持論が展開できるだろうに、「エマ」とか「自負と偏見」とか「なんとかパーク」とかになるとすべてが初見で不案内なので、見当はずれでド素人の意見を言うと、女性方の冷たい視線を浴びるのではないかと。でも、どことなくマキコさん似のジョスリンの魅力に引きつけられて、いつしかオースティンの読書会のメンバーになりきることができたような気がします。
ありがとう、ジョスリン! じゃなくて、マキコさん。この映画、素敵です。
評点 ****
木曜日は〈やりみず映画の日〉と勝手に決めているので、仕事帰りに近所のシネコンに寄りました。で、いつもいちばん待ち時間の短い映画をみることにしています。今日の映画は「ハゲタカ」でした。
先年放映されていたNHKドラマも見ていないので、登場人物のバックグラウンドとかはよくわからないのですが、思っていたよりずっと面白かったですね。ファンドマネジャーの主人公が、激烈なマネーの戦いをくぐり抜けて「資本主義の焼け野原」に立つところで映画は終わるのですが、その場所はかつて坂口安吾が「文学のふるさと」と呼んだ荒涼とした風景と何だかひどく似ているような気がします。ま、もうちょっと〈東北〉の寒いところの方が、やりみずの抱くイメージに近いのですが...。
評点***
楽しい映画です。赤ちゃんが生まれてハッピーエンドというのは、やっぱりほっとしますね。殺伐としたニュースが飛び交う昨今、人が死んだり殺されたりする映画はしばらくもういいやという感覚になります。
配役もにぎやかですね。主演の観月ありさもいいけれど、包容力ある女医さんを演じる斉藤由貴にも好感をもちました。
評点*** 公式サイトはここ
S君との月例映画鑑賞会、今月はTOHOシネマ南大沢で『スター・トレック』をみました。
不思議なことにやりみずはスタトレとのご縁が薄く、テレビドラマのシリーズも劇場映画版も、ほとんどまったく見た覚えがありません。なぜなんだろう?
それでも、この最新版はなかなか面白かったですね。予備知識のまったくないやりみずでも、じゅうぶん楽しめました。むしろ、この映画をきっかけにシリーズ第1作から遡って見てみたくなりました。
学生時代に「スポック博士」というあだ名の級友がいたんだけれど、あのヘアスタイルが由来だったんですね。35年後に納得できたというのも、ずいぶん間抜けな話だけど。
評点 **** 公式サイトはここです。
久々の更新です。忙中閑ありで、この一ヶ月も映画はコンスタントにみているはずなんですが、なんだかご報告しそびれてしまいました。そのうちレビューするかもしれませんが、今日は目次だけでも。
1月にスクリーンでみた映画
『ザ・ムーン』 ** あの月面着陸の感動が、少しですが、甦ってきました
『感染列島』 ** 今年は予防注射を打ったから安心だと思っていたのに...
『チェ 28歳の革命』 *** 英雄物語にはしたくないのかな。淡々とした作りがいいです。
『K-20 怪人二十面相・伝』** 「戦争が回避された1950年代の日本」という設定は興味深いですね。
職場のX先生のご紹介が縁で、渋谷のユーロスペースまで『ご縁玉』というドキュメンタリー映画をみにいってきました。(公式サイトはここです。)
ベトナム孤児としてフランス人養父母に育てられ、今や国際的なチェロ奏者として活躍するエリック・マリア・クテュリエ氏が、乳がんと闘いながら〈いのちの授業〉を続ける山田泉さんを励まそうと日本の大分県に旅立つところから映画は始まります。
全編で奏でられるエリックのチェロの音色が胸にしみ通りました。
帰宅して、読売の夕刊を広げると、何と山田泉さんの追悼記事が掲載されていました。これもまたご縁なのでしょうね。
「次の大河は直江兼続」と言われても、よほどの歴史マニアでないかぎり「それって誰よ?」という反応しか返ってこなかったと思うのですが、多少の不安を抱きつつ、今夜は第1回の放送をみました。上杉謙信はもちろんですが、織田信長や豊臣秀吉といった戦国スターの常連も先行登場させて、初回としてはまあこんなものでいいのかな、という印象です。
テレビドラマはめっぽう苦手なやりみずが、『篤姫』を最終回まで見ることができたのも、あのあおいさんのこぼれる笑顔のおかげだったのですが、これからどんな展開になるのでしょうね。妻夫木君の笑顔も悪くはないのですが...。
で、10時半からは、教育テレビで吉本隆明氏の特集番組ですね。お正月はなんだかんだでテレビ三昧です。
公開時には見にいけなかった映画ですが、今夜DVDで鑑賞できました。愛読者とは言えませんが藤沢周平の原作ならばそんなに悪くはない映画なんだろうという安心感があります。その予想に違わぬ佳品でした。田中麗奈も東山紀之も役柄にぴったりの演技をしていたと思います。四季の移ろいもきれいに描かれていますね。一青窈の歌にもグッときました。
評価*** →「山桜』公式サイト
ついに『篤姫』が最終回。今年はほとんど毎回欠かさず見ることができました。ひとえに宮崎あおいの「笑顔」の力かな。それにしても、あおいさんは「ひいおばあさん」にまでなるというのに、いっこうにフけませんでした。
天璋院篤姫は満47歳で亡くなっているんですね。ドラマの主要人物の享年(満年齢)を列挙してみると、和宮31歳、小松帯刀34歳、西郷隆盛49歳、大久保利通47歳、木戸孝允43歳.....。勝海舟の65歳が一番長いんでしょうか。現代人の3分の2くらいの寿命で、本当に濃密な生を駆け抜けていったんですね。
やりみずとしては珍しいことですね。最終回まで一回も欠かさずテレビドラマを見るなんて。
ブラックゴーストもどきの秘密結社が前面に出てきたところから、なつかしのSF少年ドラマの展開になってきましたが、けなげなヒロインの魅力に最後まで引っ張られてしまいました。「別マ」みたいな韓流ドラマに夢中のおばさまを笑えません。
それにしても、生き残ったのはアキラ君だけなんですね。隣でみていた次男も何だか複雑そうな表情でした。
テレビドラマは『篤姫』しか見ていないことしのやりみずですが、『七瀬ふたたび』だけはなぜか最初から欠かさず見ています。
何でかな?
筒井康隆の原作だからかな。36年前の『タイムトラベラー』の残像が強いからなのかな。
主演の蓮佛美紗子さんの魅力のせいかな。真っ白なエンディング、毎回楽しみにしています。
今夜で8回目。あと2回で終了ですが、最終回まで楽しみです。
橋本のMOVIXで『ハッピーフライト』をみました。何とも楽しくて、ほんわかした映画ですね。旅客機や空港に関わる人々のお仕事の内幕もよくわかります。主演の綾瀬はるかは、先日みてしまった『ICHI』よりもずっと良かったですね。(当たり前か...)
で、夜はテレビで何と『ユナイテッド93』をやっていて、忙しいのについ全部みてしまいました。次男はあまりの緊張に堪えられず、途中で自分の部屋に逃げていってしまいましたが、『ハッピー・フライト』とのあまりの懸隔に、私自身もしばらく茫然自失の状態でした。
評価は同点です。けっこう高い。
『ハッピー・フライト』***
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そのうちレビューできるかな...。
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今夜の『篤姫』は、将軍家定と島津斉彬が相次いで亡くなりました。宮崎あおいの悲嘆にムネを痛めた後、続けて『好きだ、』(2005年)のDVDをみました。宮崎あおいと瑛太が不器用な高校生を演じ、その17年後を永作博美と西島秀俊が扮するのですが、妙に生々しく印象的な映画です。台本らしい台本もなかったそうですが、先の展開がまったく読めないし、やたらに長回しが多いし、肝心のギター曲以外はほとんど音楽もないし、私好みの映画ではありますが、隣で見ていた奥さんはあまりお気に召さなかったようです。
公式サイトはここです。
評点は***
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『クライマーズ・ハイ』をみようとMOVIX橋本に足を運びましたが、タッチの差で上映開始に間に合わず、『インディ・ジョーンズ』の新作に切り替えました。吹き替え版だったからでしょうか、劇場内には5人の中高年男性しかいませんでしたね。入り口のホールでは、公開が始まったばかりの『花より男子』を待つ制服姿の中高生女子であふれていたのに...。
それはともかく、この『クリスタル・スカルの王国』はなかなか面白かったですね。インディ・ジョーンズのシリーズの中では、いちばん良い出来なんじゃないかと思います。インディが冷蔵庫に隠れているだけで核爆発を生きのびてしまうところなど、最初からご都合主義満載な映画ですが、エンターテイメントをとことん追求するとここまで出来るんだと妙に納得させられるような作品でした。今回の敵役が今はなきソ連の諜報部というのも、ナチスと同様に差し障りがなくてよかったのかな...。
評点 ****
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朝165円だったガソリンが、夕方には180円になっていました。首都高は気持ち悪いくらいに空いています。サミットの警備で、白バイやパトカーばかりがやたらに目立っていましたが。
今日は映画の日。タイトルに心惹かれるものがあって、多摩センターのワーナーマイカルで『西の魔女が死んだ』をみました。今ひとつ華のない映画ではありますが、しみじみとした余韻がしばらく残りました。そして、20年前に亡くなった祖母のことをあれこれ思い出しました。
中学生くらいの娘さんとお母さんがいっしょに見ることをおすすめしたい映画です。
娘のいないオヤジによる評点 **
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今日はMOVIX橋本のメンズデー。今すぐというタイミングだったので、どんな映画かもろくに知らず『JUNO/ジュノ』を上映し始めたシアターに駆け込みました。16歳女子高生の妊娠と出産の物語と知っていたらきっと引いてしまったでしょうね。でもこれは当たりでした。脚本がほんとうによくできています。パンクロックとホラー映画が好きな主人公を演じるエレン・ペイジがとっても魅力的です。彼女の繰り出すジョークにも繰り返し爆笑させられました。
評価 ****
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帰宅してから、大島弓子の初期の中編「誕生」(1970年!)を読みかえしました。『JUNO』と設定は似ていても、展開はぜんぜん違いますね。でも、こちらもやはり傑作です。しばらくしみじみとしてしまいました。
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MOVIX橋本で、吉村昭原作の『休暇』をみる。死刑制度の是非を考えさせる映画という以上に、すぐれた人間劇として胸にずしんと響きました。死刑囚や刑務官を演じた男性陣もすばらしいのですが、大塚寧々がとても素敵です。
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評価 ***
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今夜は珍しく一家4人で、テレ朝の日曜洋画劇場をみました。父の日だからじゃないでしょうけれど、この第3作ではショーン・コネリーがインディーの渋い父親役を演じていましたね。
評価は***
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梅雨の中休みなんでしょうか。からりとよく晴れました。
夜は日テレで『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』をみました。
監督のスピルバーグが、自分の作品の中で「一番の駄作」と語ったこともあるとか...。でも、この映画がきっかけで、ヒロインのケイト・キャプショーと結婚できたのだから、多少の照れもあるのかな。
評価は**
(次男が喜んでみてたので1つ追加しました)
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3ヶ月ぶりの更新です。しばらく更新を怠ってしまうと、ペースを取り戻すまでけっこう時間がかかるのですが、なんとかかんとか細々とこれからも続けていけたらいいなと思っています。よろしくお願いいたします。
MOVIX橋本で『 築地魚河岸三代目』を見ました。まさに予定調和の人情映画なんですが、やりきれない事件の続く今日この頃、こういう映画もいいなあとしみじみしてしまいました。
評価***
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ついでに、先週末にTOHOシネマズ南大沢でみた『ミスト』の評価は*ひとつだけです。
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新潮社から村上春樹による翻訳書が2冊も出ましたね。カポーティの『ティファニーで朝食を』とブライアン・ウィルソンを描いたジム・フジーリの『ペット・サウンズ』ですけど、どちらも早く読みたくなるので困ります。
さて、今夜のDVDは『海でのはなし。』(2006年)です。ドラマの進行とはあまり関係なく、スピッツの曲ばかりががんがん流れます。『パンセ』の有名すぎる一節が、きまりが悪くなるくらいに繰り返し引用され、朗読されます。大学の非常勤講師がけっこうな研究室をもらって、講義も適当にサボりながら、両親に生活費まで(!)送っています。かなりイタいところの多い映画ですが、宮崎あおいの笑顔はやっぱりすてきです。西島秀俊のアスペっぽい演技も共感できます。「ロビンソン」がフルコーラスで流れるところは曲の力でさいごまで聞きこんでしまいます。そういうわけで、個人的にはけっこうすべてを許せる映画かもしれません。
評価 ***
この映画の公式サイトは変です。乗っ取られているんじゃないかな。
だからリンクは避けておきます。
Amazonで紹介しているサイトはここです。
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MOVIX橋本で『奈緒子』をみました。特にこの映画と決めていたわけではなく、空いた時間に劇場に行ったらちょうどこの映画が始まるところだったという案配で、何の予備知識もありませんでしたが、こういう映画との出会いも悪くはないですね。あたりハズレもまた楽しい体験です。
坂の多い長崎を舞台に、駅伝優勝をめざす高校陸上部の選手たちとかわいい女子マネと熱血コーチが繰り広げる青春スポ根映画...。 『ウォーターボーイズ』や『スウィングガールズ』に代表される実に現代日本的な「ブカツ映画」だと思うのですが、奈緒子役の上野樹里と天才ランナー雄介を演じる
三浦春馬の組み合わせには好感が持てました。
評価 **
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早朝、都留へむかう途中のカーラジオで、あの〈ロス疑惑〉の主がサイパンで逮捕されたニュース解説を聴いていました。米国では殺人罪に時効がないとか、「一事不再理」の原則は外国には及ばないとか、興味深い話がたくさんありましたが、最高裁で無罪を勝ち取りながら、再び異国の地で容疑者の汚名を着せられるなんて、映画やドラマでもめったにないような設定ですね。
そういうわけでもないのですが、今夜は周防正行監督・脚本の『それでもボクはやってない』をDVDでみました。ほんとうにみごとな脚本で、すばらしい俳優陣です。144分は確かに長いのですが、濃密この上ない時間が味わえました。
評価 ****
公式サイトはここです。
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南大沢のTOHOシネマズで『ライラの冒険 黄金の羅針盤』(先行上映)をみました。3部作の第1部ということなので、第2部、第3部もみなければ全体像はわからないのでしょうが、それにしても、みたあとの満足感に乏しい作品です。今年は『ナルニア』の第2部も控えているのですが、ファンタジー映画はもういいや、という気持ちになってしまいました。(でも、最終編までしっかりみるんだろうな。)
ニコール・キッドマンはきれいですし、ライラを演じた新人のダコタ・ブルー・リチャーズもなかなか魅力的なんですが、脚本が悪いんでしょうね。音楽もうるさいだけで耳に残らないし、動物キャラも可愛くないし、250億円の使い途に疑問符がつきます。
評価 **
公式サイトはここです。
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昨日みたばかりのエルの話をすると、カリフォルニアの学生たちのほとんどは先週までに鑑賞済みでした。「英語の字幕もなしにすごいね」とおどろいてみせると、「プロットはふくざつでしたが、とてもおもしろかったです」と返されました。ううむ....。
今夜はTSUTAYAから借りていた『しゃべれども しゃべれども』のDVDをみました。人物関係もプロットもいたってシンプルですが、東京・下町の古くて新しい魅力を再発見できる佳作です。
評価 **
『しゃべれども しゃべれども』の公式サイトはここです。
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MOVIX 橋本で『L change the WorLd』をみました。前後編にわたる『デスノート』の物語じたいは正直言って「アホらしか...」のひとことに尽きるのですが、松山ケンイチ君の演じるLの魅力には抗しがたいものがあります。『デスノート』のスピンオフとして生まれたこの映画も、松山ケンイチ=Lの圧倒的な人気に後押しされる形で制作されたものなんじゃないかと思いました。
残された寿命23日の間に、Lはまたしても世界を救います。今回は死神も超常現象も出てきませんが、感染してまたたくまに発病する「超(常?)殺人ウィルス」が人類を脅かします。とにかく筋立ては今回もトホホの限りなのですが、やはりLの演技と存在感が映画を救ってくれました。
にしても、『L最後の一日』なんて続編が制作されるかも、という含みも持たせて終わってますけど、ひょっとしてそうなの?
評価 ***
L change the WorLd 公式サイトはこちら
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今週のBS映画劇場は、セルジオ・レオーネ特集だったんですね。今夜はクリント・イーストウッド主演の『続・夕陽のガンマン』(1966年、イタリア)を30数年ぶりにみました。初めてみたのは、たぶんテレビの日曜か土曜かの(金曜かも?)洋画劇場だったでしょう。当時、マカロニ・ウエスタンの名作が、続々とテレビで放映されていましたから、洋画好きの両親と一緒に、小学生の私もそのほとんどをみていたと思います。
英語のタイトルは、『THE GOOD, THE BAD, AND THE UGLY』(善い奴 悪い奴 きたねェ奴)なんだそうですが(爆笑!)、それぞれの類型を見事に演じ切ってみせるクリント・イーストウッド、リー・バン・クリーフ、イーライ・ウォラック の3人がほんとうにすばらしいです。エンニオ・モリコーネの印象的な音楽も、ああ、この映画の曲だったんだ、としみじみさせられました。
(評価 :**** )
今夜の衛星劇場はセルジオ・レオーネ監督の遺作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』(1984)でした。4時間近くの超大作でしたが、一分間の休憩時間にトイレに駆け込んだだけで、最後までつきあってしまいました。
20年あまり前の公開直後にみたときは、心臓をわしづかみにされるような思いで映画館を出た覚えがあります。エンニオ・モリコーネの音楽もしばらく耳から離れませんでした。ただ、映画をみたときのコンディションが悪すぎたからでしょうか、アマポーラの旋律を聴くだけで、どうかしていた当時の自分自身がよみがえってくるようで、この映画はビデオでもDVDでもみないで、事実上封印していたことになります。
そういうわけで、2度目の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』(当時、私の周辺ではこの長大なタイトルを日本式発音でしっかり区切ってよむのが流行っていました)なのですが、残念ながら22年前と同じレベルの感動は甦ってきませんでした。たぶんそれは、長く封印しているうちにこの映画のイメージがどんどん膨れあがって、何かまったく別のものに変わってしまったからでしょう。
ついでにひとつ疑問があります。〈アメリカ版〉と〈完全版〉とはかなり編集が異なるそうですが、〈日本公開版〉はどうだったのでしょうか。
(評価 *** )
フジテレビで『電車男』をやっていたので、何度かみている映画ですが、今回もなんとなくみてしまいました。でも、お茶の間で、CM付きで、奥さんといっしょにみるのは初めてです。
意外なことに、今回がいちばん面白いと思いました。要するに、この映画はおたくでウケようとした映画ではあるけれど、おたく向けのおたく映画ではないですよね。お茶の間で、家族そろって、お菓子でも食べながら鑑賞できる、ごくふつうの恋愛ドラマです。以前はどうも物足りないと感じたのですが、別の何かを期待していた私がまちがっていたのでしょう。
もっとも、ハッピーエンドを宙づりにする最後の1分には、おたくの意地がかいま見えます。そして、死刑が確定したMを思い起こさずにはいられない「変身前」の主人公の風貌は、ほんとうはテレビ放映の最大の心理的壁になったはずだと思うのです。(...なりませんか?)フジテレビのエンタメ映画の枠を逸脱する危険な部分は、まだ他に埋め込まれているかもしれません。
(評価:** ) 前回より1ポイントアップ
今夜は、近所の図書館で借りたミケランジェロ・アントニオーニ監督の『砂丘』(1970年)のビデオをみました。なんで、こんなビデオを借りたんだかすっかり忘れていましたが、先日ピンク・フロイド関連の本を読んでいたときにこの映画の悪口が書かれていたので、どれくらいひどいんだか確かめようと思ってネットで予約していたことを思い出しました。
一緒にみていた奥さんは、ヒロインの足がきれいなことには感心していましたが、たぶんそれだけの映画だったようです。私としてはそれだけでもじゅうぶんでしたが、やはり〈砂丘〉そのものは幻想的で美しかったですね。ピンク・フロイドの「51号の幻想」が流れるラストの有名な連続爆破シーンも、とにかくストーリーなんかどうでもいいやという投げやりな感じで、けっこう笑えました。
でも〈壮大な失敗作〉というのは、褒めすぎじゃないかな...。
(評価 **)
今夜のDVDは、候孝賢(ホウシャオシエン)が小津安二郎生誕100年を記念して監督した『珈琲時光』(2003年)です。
『珈琲時光』といえば、まず何よりも〈電車映画〉ですね。てっちゃんの次男も喜ぶかなと思って借りてきたのですが、次男はここのところハマっている赤塚不二夫のホームページの探索で忙しいらしく、部屋から出てこない(註)ので、しかたなくひとりで鑑賞しました。奥さんは始めたばかりのブログの構築に精を出し、長男はFFのゲーム音楽をBGMに流しながら数学の勉強をしているようです。
それはさておき『珈琲時光』です。鉄道マニアならずとも、心の琴線に触れる映像が満載です。 雑司ヶ谷あたりをちんちん走る都電荒川線、お茶の水駅ホームに滑り込んでくる中央線、友愛の情を抱かずにはいられない並走中の京浜東北線と山手線。
そして、最後のとどめは、お茶の水近く神田川の上で、中央線と総武線(上下線同時でしたね!)と地下鉄丸ノ内線が4本同時に立体交差する場面です。東京に育った男の子なら、一度は胸をときめかせたに違いないあの光景に、私は感極まっていつしか涙ぐんでしまいました。
ここで感想を終えてしまうと、「のりものビデオ」に感激している困ったお父さんと誤解されてしまいそうです。ま、事実そうかもしれないんですが、この映画を小津安二郎へのオマージュたらしめる美点を数え上げていけばきりはありません。読んでないからわかりませんが、きっと蓮実重彦氏はいろいろ書いているんでしょうね。(氏はこの映画にほんとに出ていないんですか?)
それにしても〈珈琲時光〉って、柔らかくて温かみがあっていいネーミングですね。一青窃と浅野忠信のまったりした演技(演技かな?)と実にマッチしています。
(評点: ****)
快晴に恵まれた日曜日でしたが、終日、来週からの仕事の準備に追われました。今夜は大河ドラマの『功名が辻』をみただけですね。秀吉が小田原城を攻め落とし、家康が関東への転封を命じられ、一豊が掛川城5万石を拝領したところで終わりました。
いろいろつっこみどころが多いドラマですが、予算の都合もあるのでしょう。合戦シーンの貧弱さは、きっと関ヶ原と大阪夏の陣のために節約しているのだと思うことにします。
でも、これだけは言いたいですね。淀君はミスキャストじゃないかな? というか、浅野ゆう子を寧々に配したのが、そもそもの間違いではないかと...。(ま、ゆう子さんは好きだからいいけど...)
今夜のDVDは『キューポラのある街』(1962年)です。先日、奥さんから「キューポラって何?」という質問に答えられず、「ええと、工場の煙突かなんかだったような...」と誤魔化した汚名を挽回しようと思いました。(正解は鋳物をつくるための鉄の「熔銑炉」のことでしたね。イタリア語だったことは今、知りました)
それはともかく、この映画、ほんとうに心にしみる名作です。初めてみたのが何十年前だったかも忘れましたが、改めて多くの感動と再発見がありました。17歳の吉永小百合の魅力はまさに永遠に不滅です。
ただ、どうしても気になる点があります。映画の終わりの方で、在日朝鮮人が北朝鮮に集団で「帰国」する場面がありますね。母親が日本人で、父親が朝鮮人の少年が、母親に会いたさに途中下車して帰ってきます。結局、母親には会えないまま、少年は再び朝鮮に向かうのですが、「帰国運動」の現実(の一端?)を知らされている私たちは、手を振って別れを告げるジュン(吉永小百合)とともに、少年の幸を祈らないではいられません。
(評点: ****)
秋の気配を感じるまもなく、めっきり涼しくなりました。ついこの間の猛暑はどこに行ってしまったんでしょうね。
今日は、この春に映画館でみたばかりの『博士の愛した数式』のDVDを借りてきました。理系学部への進学を希望する長男と、将来は数学者になりたいと作文に書いたばかりの次男に、数学と人生のすばらしさを教えてやりたいと思ったのですが、けっきょく最後まで熱心にみていたのは、長野の美しい風景にみとれていた奥さんと、10年来の深津絵里ファン(註)を自任する私でした。
(評点 ****)
映画の公式サイト:http://www.hakase-movie.com/
以前のごあいさつ:http://homepage2.nifty.com/yarimizu2/200603.html *一番下です
(註)渋谷のほとんど女性ばかりの映画館で『(ハル)』(1996年)をみて以来...。私が最初に買ったDVDもこの映画でした。
東京オリンピックのことを思い出したら、何となくそのころの東京の風景がみたくなって、植木等のDVDを借りてきました。『日本一のゴマすり男』(1965年)を選んだのは、特に深い理由もなく、次男に社会勉強をさせようか(?)と思ったからですが、これがなかなか面白く、親子で笑いこけながらあっというまに110分が終わってしまいました。よくできた映画です。
お目当ての60年代の東京の風景もたっぷり堪能できました。都電の線路が残っていますね。首都高が空いていますね。東京タワーが高いですね。タクシーに自動ドアがありませんね。スモッグがはっきり見えますね。ゴルフの練習場が映りましたね。外車が目立っていますね。外人も目立っていますね。多摩には水田も畑も豊かでしたね。加藤茶も藤田まことも若かったですね。ごく当たり前で、ごく些細なことにも、いちいち感心したり感動したりしていました。
気をつけないとちょっとクセになりそうです。
DVDで『ジョゼと虎と魚たち』(2003年)をみました。もっと早くみておけばよかった。エンディングの後、しばらくことばが出ませんでした。今も、うまく考えをまとめられずにいます。「もしこれが自分だったらどうしただろう?」とこれだけストレートに自問を迫られる作品は、そう多くはないでしょう。
忘れがたいシーンがいくつもありますが、ジョゼ(池脇千鶴)が恒夫(妻夫木聡)に「出て行けって言われて出て行くようなやつは出て行け!」と叫ぶ場面にはぐっと来ました。と同時に、思わず隣の奥さんの反応を意識して(笑)、身が固くなりました....
(評価 **** )
今夜は衛星映画劇場で、今年の4月に75歳で亡くなった黒木和雄監督の『父と暮らせば』(2004年)をみました。父親を演じた原田芳雄は幽霊とは思えないくらいに存在感がありましたが、何といっても娘役の宮沢りえがすばらしいです。『トニー滝谷』(2004年)をみたときにも感心しましたが、ほんとうに心奪われる魅力的な女優になっていますね。
この映画は、黒木監督の〈戦争レクイエム三部作〉の三作目ということですが(二作目の『美しい夏キリシマ』については、かつてこのホームページの「ごあいさつ」で紹介したことがあります)、南九州の美しい自然を背景にした『キリシマ』に比べ、『父と暮らせば』は、ヒロシマに残された廃墟を舞台に、ほとんど父と娘の対話だけで劇が進行します。ふたりのやりとりから繰り広げられる物語は、原爆の悲劇そのものなのですが、広島弁(私は初め九州弁かと思って聴いていました)のアクセントやイントネーションが、みる者の心を和ませ、開いてくれます。ちょっとふしぎな映画です。原作者が井上ひさしだからでしょうか、映画というより演劇的な作品です。
(評価 ***)
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夜、S君と南大沢のTOHOシネマズで『花田少年史 幽霊と秘密のトンネル』をみました
。『ゲド戦記』をみてしまうと、どんな映画もよくみえてしまうので困ります(笑)。
役者もそろっているし、素材もじゅうぶん魅力的なのですが、脚本や演出がしっかりしていないという印象を持ちました。何でも必要以上に過剰ですし、特撮やCGの技術も疑問符がつきます。音楽も残るものがないですね。『Always 三丁目の夕日』のように、もっとしみじみとした仕上がりに持っていけばよかったのにと思いました。(評価 **)
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コメントを書くヒマがないので、とりあえず今週みたDVDのリストと採点を記録しておきます。
(すみません、備忘録代わりにブログを使って...)
『メゾン・ド・ヒミコ』(2005年) ***
『クイール』(2003年) ***
『妖怪大戦争』(2005年) *
『最終兵器彼女』(2006年) ***
『八月のかりゆし』(2003年) *
近い将来見に行く・行きたい映画
『時をかける少女』
『花田少年史』
『太陽』
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時節柄というわけでもないのですが、沖縄の海と空がみたくなって『八月のかりゆし』(2003年)を借りてきました。途中で村山富市元首相が出てきたところではちょっと驚きましたが、全体として成功しているとはいいがたい作品ですね。あざといばかりに民俗学の文献を机に積み上げるシーンはご愛敬としても、終わりの方で精霊みずから「真相」をスライド上映する場面などは失笑を禁じ得ません。あの精霊役も、もっと幼い少年か少女が演じるべきではなかったかと思います。肝心かなめの沖縄の風景も、もっともっと美しく撮ってほしかった。
主演の松田龍平は、自然な演技をしていて好感をもちました。ヒロインの末永遥は霊能者を演じているようには見えませんね。もうちょっと、眼鏡は外さないで勉強した方がいいのでは...。
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