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2012年1月 5日 (木)

就活の神様

 もうひとつ年末に読んだ本を一冊ご紹介。
 常見陽平『就活の神様』(WAVE出版)。

 前書きに曰く「本書は、あえて小説という形式をとりました。なぜなら、就活でいちばん大切なことは物語でなければ伝えられないと思うからです。」

 「就活でいちばん大切なことって何?」という問に対する答は、本書を手にとって確かめていただきたいのですが、この本は就活に勝つための要領のいいハウツーものでもなく、制度としての就活を高所から批判するような書でもないですね。自分に自信のない「フツーの大学生」が、就活という困難に多くの失敗を重ねながらもいつしか大人になっていく成長物語として書かれています。教養小説(ビルドウィングスロマン)のラノベ版みたいな感じでしょうか。読んでいるうちに、主人公の晃彦君を心から応援したくなってくるから不思議です。就活生を励ますために書かれた本ではあるのですが、若者を応援して、支え、育てるという大人の責任についてじっくり考えさせられる本でもありました。

 就活生はもちろん、最近の就活事情をよく知らない親御さんや先生方にもお勧めの本です。私もこの本を通して、就活の始まったばかりの長男が今なにをしているのか、少しわかってきたような気もしました。

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