嵐、ゾシマ長老一代記
カラマーゾフは第2巻を読了。死期の迫ったゾシマ長老の回想と説教をききました。アリョーシャの身になって素直に読めば感動的ではあるけれど、ナボコフみたいにスレた読者からみるととあくびが出そうな部分なのかも...
ナボコフの名前を出したのは、いまさっき書棚の隅で埃をかぶっていた『ロシア文学講義』を引っ張り出して、ドストエフスキーの章を開いたからなのですが、この『ロリータ』の作者、実に手厳しい。
《ゾシマ長老の長たらしい跛行する物語はそっくり削ったとしても、この小説を傷つけることにはならなかっただろう。いや、むしろ削ったほうが遙かにまとまりがよくなり、構造的にもバランスがとれたと思う。》(ナボコフ『ロシア文学講義』小笠原豊樹訳)
ドスト好きからすると、まとまりのなさ、バランスの悪さこそカラマーゾフ世界の本質に関わるんだと反論したくもなりますが...
それにしても iPod touch ほしいです...
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